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2014年12月

2014年12月26日 (金)

TMPGEnc Authoring Works 5

B0074V7TA2

TMPGEnc Authoring Works 5

昔撮った miniDV のテープをいい加減別メディアに移しておかないと再生出来る機材の入手が難しくなりそうだったので、重い腰を上げてDVD化作業中。
最初はWindows7付属のムービーメーカーでやろうとしたのだけど画質とか制御出来ないので保存用作成には厳しいと判断。フリーのソフトも色々試したのだけど、どれも微妙に不安定だったりしたので観念して TMPGEnc Authoring Works 5(以下 TAW5)を購入しました。これはさすがの安定感。
「miniDV の取り込みは IEEE1394 専用で USB では出来ない」みたいに書いてありましたが、我が家のPanasonicのカメラではUSB接続で普通にキャプチャ出来てます。
ただAmazonのレビューでも書かれていましたが、エラーが出たり長いブランクがあったりするとキャプチャが止まってしまうのでキャプチャだけはWindows付属のソフトでやった方が楽な感じです。
不思議なのは、「撮影日時を字幕表示する」という一般的と思われる要求を満たしてくれるソフトが全然無くて、TAW5 も例外ではありません。
仕方が無いので色々Webを調べた結果以下の手順で字幕をつける事にしました。
  1. Windows フォトギャラリーで miniDV をキャプチャ。この際撮影日時をファイル名に含める様に指定
  2. 自作のスクリプトで ffmpeg(ffprobe)を叩いて、各キャプチャファイル(avi)の長さと撮影開始日時を基に、統合字幕ファイル(srtファイル)を生成
  3. キャプチャファイル群をTAW5に取り込み。
  4. ファイルからの読み込みではファイル毎にクリップとして分割されてしまい 2 で作った統合字幕ファイルを直接適用出来ないので一旦字幕無しでDVDオーサリング用データを作成する(クリップ -> チャプター化)
  5. DVDオーサリング用データをTAW5に取り込み(チャプター読み込み指定)
  6. 2 で作った統合字幕ファイルを適用
  7. メニュー付けて DVD 化。4で適切な容量に落としていれば、ここでのエンコーディングはスマートレンダリングで無劣化・高速で完了します
追記
Windowsフォトギャラリーからのキャプチャでは、シーンの切り替わりの検出に失敗するケースがままある様です。WinDV というフリーソフトの方がその辺りも含めて具合が良い感じなので、上記1の手順は WinDV で行う様にしました。

さらに追記
上記の手順で 2005年位までに撮影したテープはなんとかなっていたのですが、それ以降になるとSDなのに画面サイズ16:9という凶悪なフォーマットで記録されているテープが増えてきました。これを上記の手順でTAW5に取り込むと、クリップ単位でアスペクト比の設定をしてやらないといけない事になって大変面倒です。まぁ、4:3 のまま作って再生時に都度引き伸ばす事にする、という割り切りもありですが…
これを回避する為の方法を模索した結果下記の様になりました。
  1. WinDV でフォーマット「type2-avi」指定で取り込み。撮影日時をファイル名に含める。
  2. 自作のスクリプトで ffmpeg(ffprobe) を叩いて、撮影日時と映像の長さから統合後avi向けの字幕srtファイル及び、TAW5向けの keyframe ファイル(チャプター分割用)を生成。
  3. VirtualDub で Video,Audio 共に direct stream コピー指定で1つのファイルに統合。 尚、手順1で type2-avi を指定したのは、type1-avi だと VirtualDub で音声に異常が生じる事があった為(type2 で全て大丈夫かはわかりませんが…)
  4. 統合した avi を TAW5 に取り込み。2.で作った字幕、キーフレームファイルを適用
  5. アスペクト比の設定、メニューの作成等を行って DVD / AVCHD 作成
この様に先に結合する手順だと、DVD & AVCHD 等違うフォーマットのディスクを複数作成するのに手間が少ないというメリットもあります。

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